番外編 ナビの鉄道旅行記2005 パート1
序 章
7月下旬にツーリングをして十分道東を堪能してきて、はや2ヶ月が過ぎた。まあ普通の人ならば、それで十分な旅行だろう。でも俺はまだまだ物足りない。

偶然ではないけど来年の3月に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が廃止になってしまう。多少ではあるが鉄分の入っている俺にとって、これはとてつもなくショッキングな事だ。
本来ならば廃止寸前で乗車するのもいいかもしれない。でも、雪が降る前に今後2度と見ることがないであろう鉄路をじっくり見て行きたい。
雪が降ったら何も見えないからその前に乗ってみたい。

そう思ってこの連休に計画を立てた。本来ならば3連休を当てにしていたのだが、仕事が入ってしまい1泊2日という強行軍での旅程になってしまった。その為に標津も中標津も立ち寄れない結果になってしまった。

実際そうなってしまったら、予定をキャンセルするのが普通だろうけど、俺には雪が降る前の鉄路をどうしても見てみたい。この衝動にかられたのだった。
これが全てだった。

バイクやレンタカーでの旅行は何度も行っているけど列車の旅なんて中々できるものではない。これも楽しみの一つにしたかった。
10月9日
朝は5時に目覚めた。すんごく眠い!昨日遅くまで飲んでいたのがたたったかな?コーヒーを飲んで覚醒を促す。

「ほとんど役に立たないみたい。でも無いよりいいか!」5時30分に車で出発する。外はまだ暗いのでヘッドライトを点灯させての走行。もうそんな時期になったんだね。それに雨が降っていてうっとおしい。7時前に空港の駐車場に到着。いつもは近隣の民間駐車場に止めていくんだけど、今日は空港内の駐車場に駐車する。

「空港内の駐車場はとて〜も料金が高いっす。」でも7時前に入庫すれば料金は2割引になるんだよね。もっとも、それでも民間駐車場より高いけど、極端に大差ない分バスで送ってもらうのよりは、連絡道を歩くだけってのが楽に感じる。
自動チェックイン機で航空券を購入してJALのサクララウンジに向かう。今日は日曜日だからビジネスマンなんていないだろうな。

いつものように航空券を提示して入室。ありゃりゃ?本当にだ〜れもいないじゃん。ドアの向こうにはたくさんの人がいるって〜のに。

「ある意味、、、これってお得意様の特権ってやつっすか!」
久々ビールサーバーでサッポロナマを飲む。今日は車を運転することもないから、、、。

「んん〜眠さと空腹に耐えられないっす!」たった一杯でヘベレケになりそう。こりゃ機内では爆睡モードになるな、、、、。ってんでかる〜くお代わり。

「おつまみもアラレじゃなくて他のが食べたい〜」なんて言ったらバチがあたるかな?もっとも全部タダだから文句言えないか!今回もボーディングブリッジからの搭乗ではなくてバス移動なので早めにラウンジを出る。

「んん〜第一ターミナルの殆どがJAL用なのにもかかわらず地方便の一部は未だにバスなんてのが悲しいなあ!」窓際だったんだけど、さっきのビールが効いて一気に爆水モード。気が付いたら間もなく帯広空港だって!
いつもの俺だったら、ここでレンタカーを借りることになるんだけど、今日はバスに乗って帯広駅に向かう。1000円で切符を購入してバスに乗車。

「こんな経験は初めてっす!かえって新鮮に思えてくるじゃん」

乗客は俺を含めて8名。すんげ〜少ない。ほぼ満席だったJALを考えると団体さんかレンタカーか地元の人が殆どなのかな?これで利益になるんだろうか?って心配してしまう。もっとも今日だけなのかもしれないけどね。
「しかし運転しないってのも嬉しいなあ〜。なんて楽なんだろう。」見慣れた国道を北上、約1時間ほどかけてJR帯広駅に到着。さ〜て今日は「ふるさと銀河線」に乗るんだけど、JRだと1時間ちょっと待たなくてはならない。じゃ、バスは?て〜と、やっぱり接続は悪いようだ。仕方がない駅内のエスタで時間でもつぶすか。

「レンタカーでないと、こんなとき時間が惜しい!!」って感じてしまうね。
なんだかんだ1時間ほどを駅内で過ごして、やっと列車がやってきた。スーパーおおぞら3合釧路行きだ。自由席なんかに座らないで、俺的に特等席とも言える先頭部に行こう。もっとも15分程度で次の池田駅だから座るまでもないんだけどね。

エンジン音も軽やかにオートマチック制御の変速機が変わっていって、一気に速度があがる。

「す、すんげ〜、、、んでもって早え〜。」速度計なんてないけど軽く100kmはでているんじゃないかな?鉄道に興味の無い人には電車!って思われそうな加速感には脱帽しちゃった。
帯広駅を出発すると高架を下って行って地平におりた。真っ直ぐな直線がしばらく続く。道路もそうなんだけど、鉄路もけっこうロケーションがいいみたい。それにカーブがあっても振り子制御の列車は速度を落とすことなく高速で通過していく。

「これって俺大好き。」もっと乗りたかったんだけど幕別を通過すると池田はすぐ。

池田駅で「ふるさと銀河線」に乗ることになる。そう、これに乗るためだけに北海道に来たんだもん。すっごくバカな俺!。

「絶対後悔したくないんだもん。」
「ふるさと銀河線」はJRの特急の発着を連絡して出発するので池田駅での滞在時間はほとんどない。

でも、駅弁を買いたくてキオスクに行ってみたものの、売っていない。仕方がないので駅前の「よねくら」さんまで行って、弁当を頼んでみたものの十勝牛弁当は10分くらい時間がかかるとのこと。

「あちゃ〜時間がないよ〜。」ってんで断念せざるおえなかった。やっぱり知っていたんだから先に電話でもいれておけばよかったなあ。
北見までの切符を購入して目指すは「ふるさと銀河線」の列車。もう乗客はほとんど乗車していて俺を待っていてくれてるみたい。

それでも乗車ホームって遠い。これって池田駅の跨線橋を渡ってはるか彼方にいる。かなり冷遇されているように感じてしまう。

北見まで行くんだけど、乗車する列車は途中の陸別行き。この沿線自体ツーリングであれ旅行であれ行った事がないので、陸別で列車接続まで観光でもしようと考えている。それも約3時間もあるので、たっぷり滞在時間もある。
さっきのJRの特急列車と違って出発しても何だかノンビリと進んでいく。やがてJRは左にカーブをして離れていった。ローカルな第三セクターだから、さぞかし線路も形状が悪いんだろうと思っていたんだけど、いやいやとんでもない。

真っ直ぐ伸びる鉄路はJRと遜色はないくらいのレベルだ。ただ、保守管理の面では明らかに落ちているけど。これならば

「池田経由で網走まで走る特急があってもいいんじゃないの?」って思ったりしたんだけど、石北本線の沿線自治体が黙っちゃいないだろうね。もっとも、遥か昔は池北線が網走線と言われていた頃は特急も走っていたんだけど、、。
まったく残念な話だ。
それにしても鉄路のいたるところで鉄分の濃い方々がカメラを構えている。これも廃止になるのがわかっているので、雪が降る前に撮影しておこうというギャラリーが沢山いるんだろうなあ。

「ちょっと複雑な心境だね。」カメラマンのそばには車がいるので、列車を追いかけているんだろう。中にはレンタカーもいるし、、。

ちなみに車内は足寄の小学校の生徒さんが乗車しているのいで賑やかではあるけど、その子らを除くとあまり乗車率は良くないかな?
本別の手前の岡女堂(おかめどう)って駅に到着。10人位の結構人がいるなあ!と思ってみたものの、だ〜れも乗車する人はいなかった。そう、みんなカメラを構えた鉄道ファンなわけ!

足寄を出発すると車内はガラガラ。1ボックス2名程度の乗車で静かになった。シートに座ってもいいんだけど、そのまま前面展望をしていこう。線路はほぼ直線がず〜っと続くんだけど、よ〜く見ると明らかに勾配を昇っているのがわかる。今まで気が付かなかった。多分池田辺りからだと200m位高度を上げているんじゃないのかな?
池田から1時間30分程度走って終点の陸別駅に到着。この列車は折り返し池田行きとなる。そういえば列車の運転手さんがそのままハンドルを握るみたい。

「結構シンドイよ!往復3時間の乗務なんて。お疲れ様です。」

陸別駅は鉄道の駅であると同時に道の駅でもある。さて2時間以上のインターバルがある。次に乗る北見行きは何と15時58分となっているからだ。レンタカーならば、な〜にも考えないところだけど、今日はそんな訳にはいかない。そこで陸別にある「銀河の森天文台」に行こう。

足がないから、バスなんて期待できないんでタクシーでも利用しようか。5分待つ。10分待つ。、、、、

「んん〜駅前なのにタクシーが来そうにない。どうしたものか?」って〜とやっと来たタクシーも誰かが乗って行ってしまった。困ったな!駅の中に入って、、、、、、あ、公衆電話のそばにタクシーの電話番号が書いてある。さっそく電話。

「え〜と、陸別駅前から銀河の森天文台までタクシー1台お願いしたいのですが、、、」

「はい、今 駅にむかってますので5分ほどお待ちください。」

「え?駅に向かっているって?何なんだ?」まあ、いいか。本当に5分位でタクシーが到着。運転手さんの声が、さっきの電話の相手の人と同じだなあ?って思ったんだけど、ダッシュボードに携帯電話が、、、。

「ナルホド!転送電話だったんだ。何でも日曜日は需要が少ないんで1台だけ出勤しているんだって!」そのほかは休みなんだそうな、、、。天文台に到着して、帰りの足をお願いしておくと、

「天文台の受付に言ってもらえば迎えにきますよ!」ってお言葉。実にありがたい。
銀河の森天文台は正式には「りくべつ宇宙地球科学館」と言って宇宙や地球の学習ができる施設である。と言っても入ってみない事には何だかわからない。入場料金を払って内部に入る。展示ホールはオーロラに関する展示が中心。

俺って冬にウトロでのオーロラファンタジーでオーロラを見たことがある。でも、それってレーザー光線を使った擬似オーロラだけど、ここは条件次第なんだろうけど、時には本物のオーロラを見ることができるらしい。

「へぇ〜そうなんすか!知らなかったっす!」
俺も宇宙の神秘にはとっても興味がある。オーロラが出来る理由や種類、またその条件など結構楽しめる。

「一度でいいから本物のオーロラを見てみたいなあ〜。」でも、高いお金かけてまでフィンランドやスウェーデンまで行く気にはならないんだけど。さすがに北海道で見ることは至難の技かな?

奥の階段を上って行くと2階には総合観測室ってのがあって、そこには何故か?名古屋大学太陽地球環境研究所の「陸別観測所」と国立環境研究所の「陸別成層圏総合観測室」が一緒に併設されていて、主に成層圏や対流圏の大気やオーロラ等の研究を行っているとのこと。今日は日曜日だから休みなのだろうか?誰もいなかったけど、計測器の電源は入っているので研究は休みでも継続して行っているんでしょう。でも俺的にはここまで深い知識には付いていけないだろうなあ。
今度はエレベータを使って3階に行ってみる。そこは3階というよりも屋上だった。そこには大型望遠鏡観測室ってのがある。何でも115cmって書いてあるんだけど、何が115cmなのか?判らないんだけど、入ってみて

「で、でけ〜!!」こんな望遠鏡は見たことがない。突然、ゴゴ〜!!って望遠鏡が動いて、さすがにビビッタ。でもって無人だと思っていたのに裏から突然人が現れて2度ビックリ。この人は望遠鏡のオペレータで説明員なんだそうだ。

「星見てみます?この明るいのがベガなんですよ」

「え?でもまだ夜じゃないし星なんて見えないのになあ〜?」って思ったんだけど、この望遠鏡では太陽光からはるか遠い場所を見るんで昼でも夜でも関係ないんだとか。

折角だから、日頃気になっていた天文の事を色々聞いちゃった。

「ベガって25光年の彼方にあるんだって。」って事は今俺が見てたベガの光ったのは25年前に光った光になる。

「うっそ〜って思う。だって、そのころは俺って学生だったもん。」そんな昔な訳なんだ、、、。でも光の速さってのがカラクリで1光年ってのは1年間に光が移動する単位のことで、まさに1光年ってのは9兆4607億3047万2580Kmなんだそうだ。(よかった!メモってて)それの25倍だからどれだけ離れているのかが想像できる。

仮に新幹線が時速300kmでな〜にも問題なく、ず〜っと走りっぱなしだったとして1年間に走るだろうと思われる距離は262万8000kmだから話にならない。って事は、宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルまでガミラス帝国と戦いながらコスモクリーナーGを受け取りに14万8千光年を1年で往復するなんて、、、んなバカな、、、、って思っちゃった。あくまでアニメの話ではあるけれどもね。

さて、時間もたっぷり使った。それでは駅に戻るか。受付でタクシーを呼んでもらった。10分程度でさっきの運転手さんが来てくれた。陸別って町は日本でも有数な極寒地帯。日本では法令でスパイクタイヤは禁止になっているのに陸別町の一部の車は今でもスパイクタイヤを冬には履いているんだそうな。何でもアイスバーンどころではなくてスタッドレスでは登れない道があるんだって!そのまま帯広まで行ったりすると警察に止められるけど陸別の者だって言うと切符も切られないんだって!へ〜って感じちゃった。

それに鈴木宗男氏の事も聞いてみた。やっぱり隣町の足寄出身の方だけあって支持者は多いらしい。逮捕されちゃったけど、それでも、鈴木宗男氏はちょっとやりすぎたよね!ってご意見。

「んん〜確かにそうかもしれない。」俺も、あの人をそんなに悪くは思っていないけど、マスコミには叩くだけ叩かれて極悪人みたいにされちゃったのも本当の話だもんね。今度は新党大地で北海道に貢献してくれることを願うだけですよ。って話してくれた。やっぱり地元の意見は貴重だね。
15時過ぎに陸別駅に到着。運転手さんにちょっとチップをはずんでタクシーを降りる。陸別駅には関寛斎資料館ってのがあるので、ちょっと時間があるので寄ってみる。

入場料を券売機で買って入場してみる。関寛斎って人は幕末を中心に活躍した西洋医学者なんだそうだ。俺って幕末の歴史にはちょっとウルサイんだけど、恥ずかしながら関寛斎ってひとの存在は全く知らなかった。

簡単に要約すれば、関寒斎って人は幕末の上総に生まれ18歳で医学を修得。現在の千葉県の銚子で医院を開業する。その後長崎へ留学して蘭学を学び33歳の時、阿波藩の御典医として徳島に招かれる。その後戊辰戦争が勃発し東北地方の野戦病院で病院頭取となって活躍する。
維新後は徳島へ戻り海軍省などを勤めたりするが明治6年、いままでの地位を返上して一平民となって40年もの間徳島で生活をする。72歳の時北海道の陸別に入植、以後10年間を開拓の夢を託し82歳で生涯を終える。
ナルホド、、、桜田門外の変や大政奉還、戊辰戦争と歴史上に大事な時期を決して表にでず、むしろ裏方として活躍していた方なんだ。これは勉強になった。

そろそろホームに行かなけりゃ!ってんで改札口に向かう。駅員さんがいたので全駅入場券セットを購入。3100円もしちゃった。ちょっとでも利益に貢献してあげたいのと、もしかしたら2度と手に入らない切符かもしれないから、、、、。ホームにいくと、
「あちゃ〜団体さんがいるじゃん。それもざっと100名ほど、、、。まいったな〜」って思っていたら、今度の北見行きは3両編成でくるんどそうだ。で、その団体さんは後方2両に乗るんだそうだ。つまりチャーターしていたみたい。

「あ〜助かった。でないと満員列車になっちゃうもん。」今度の北見行きは快速なんで、主要な駅しか止まらない速達タイプ。めっちゃ早い。線形こそいいんだけど保守の関係からか揺れる揺れる。でもこれがいいんだよね。置戸駅に到着。さっきの団体さんは一斉に下車。

「そうか、一駅だけの体験乗車をツアーに組み入れたんだ。」ナルホドって思う。運転手さんは後方2両を一般に開放してくれたので車内は一気に空いていった。置戸を発車すると、時間はまだ4時30分程度なのに周囲が薄暗くなってきた。やっぱり日が落ちるのが早いなあ。
午後5時定刻に北見に到着。もう暗くなってる。明日早朝から行動したいんで途中レンタカーを借りている。それも何故か駅ではなく 女満別空港で、、。

「何で?って思うよね!」実は北見駅前と網走駅前のレンタカーに電話をかけまくったんだけど、どこも空きがないので断られた。ダメもとで女満別空港のレンタカー営業所に聞いたら、1台空きがあるんだって。

「悩んでいる時間に、他の人に取られたくない!」即予約。

北見駅前でバスの時刻表を見ると空港連絡バスが30分後に出るとの事。しばし待合室にて待つ。時間だからか?空港行きのバスに乗る人は見かけられないな。到着したバスに乗り込むと、乗客はたったの3名。

「なんじゃこりゃ?まるで赤字じゃん?」まあ、飛行機からバスを利用される人がいればそれでもいいのかな?

ま〜るで車がいない国道をバスが走る。途中美幌バイパスに入って空港まで進む。最近バイパスは空港まで建設が進んだんで、より便利になった。定刻よりやや早めに女満別空港に到着。営業所まで歩いていく。って言ってもすぐ近く。手続きを済まして出発。今回は日産のマーチ。頼んでもいないのに4WDだって!

「まあ〜雪道じゃないからどうでもいいけど」もっとも明日の返却も同じ営業所だから乗り捨て料金がかからないので、それはそれで助かるね。
出発して車窓を眺めながら走る。真っ暗ではあるけど、北海道には変わりない。何だか心が落ち着くなあ〜やっと俺のスタイルになったなあって!
今日の宿泊は網走ロイヤルホテル。シングルで食事なしプランでも格安に泊まれるし大浴場があるのが嬉しい。

「その前に夕食を摂りに行こうか。」ってんで、北浜駅に向かう。そう有名な「停車場」に行きたい。時間的には営業時間なんだけど時期が時期なんで休みだったらヤバイなあ〜って不安だったんだけど、到着すると営業していたのでまず安心。

前回は停車場ランチを食べたんだけど、今日はカツランチをオーダーしてみた。でも、、、

「今日はご飯がないんでゴメンナサイ」ってんでオホーツクラーメンに変更。塩味のスープが旨い。でっかいカニも載ってるし。

「けっこうなボリュームじゃないですか!」これでも(って言ったら失礼だけど)満足だった。スープだけになった頃、お店の人がお詫びじゃないけど、小鉢に少しのご飯を持ってきてくれた。

「これ、少し残ったんで、スープに入れてみて食べてください。」だって。実にありがたい。

「味は、、、、またまた格別な味。すんごい美味しかった。」何ていうかシーフードリゾットみたいに感じてしまった。こんな食べ方も美味しいなあ。話を聞くと、オホーツクラーメンにライスを注文する人もいるんだとか。つまり食べ終わったラーメンにご飯を入れてリゾットみたいにして食べる人はツウらしい。隠れた味がでるんで、俺もお勧めしたい。決して下品な食べ物ではない事を念のため記載しておきたい。

さあ、ホテルに向かおう。時間が遅くなったので、駐車場は満車。しかたなく道路に置いてフロントに車のキーを預けて、明日は朝6時過ぎに出発しますと話をしておいた。普通ビジネスホテルはユニットバスしかないんだけど、ここは大浴場があるんで、体の疲れを癒すのには最高かもしれない。何たって列車では前面展望してたんで、ずっと立ったままだったから足が疲れたかもしれない。缶ビールを買って部屋に戻り休もうとしよう。zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
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